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昨今では一の鬼と二の鬼の大きさは、ほぼ同じ大きさに造られ、貝の鬼は台熨斗瓦の上に据えられる関係から、台熨斗瓦の葺き厚み寸法分高くなる。

二の鬼を据える位置は、台熨斗瓦の曲線の曲率が変わるところとする。これは軒反りの曲率が変わる位置を調べ、その位置を隅棟のところに垂直に移したところに据える考え方がある。

稚児棟の曲線と二の棟曲線の曲率は、放物線状であっても強弱を付け施工する。

夫々の曲線の延長線が空中のある一点で結ばれるように推測した曲率で施工されることが望ましい。

与えられた条件の中で美しい隅棟の施工をするためには、種々の基礎となる考え方に基づき計算されるのであるが、最終的には葺師の美に対する感性と施工技能によるところが大きく、先輩葺師の施工例を充分に研究し、感性を高めるようにしなければならない。

鬼瓦の角度は、一の鬼・二の鬼共台熨斗瓦の線に直角に据えることを基準とする。

但し、台熨斗瓦の曲線に大きな差がある場合、または鬼瓦同志が接近している場合等では、直角度にこだわると鬼瓦の角度が異なり醜い納まりとなることがある。

一の鬼を若干前に倒すとか、二の鬼を若干起す等の配慮が必要である。

経の巻形の経の巻の角度(勾配)が緩い造りの場合にも、各棟の反りの曲線に合わせて、前記のような配慮を行う必要がある。

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