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敷地と道路の境・隣接する敷地間の境・特殊な目的で敷地を区画するとき等に設ける工作物のことをいい、材料・目的・時代性によって多くの種類がある。

塀の目的には建物と外回りの区画を明確にすること、道行く人の目線を避けること、外部からの侵入を防ぐこと等がある。従って主たる建物に応じた意匠や工法によって塀の種類が定められる。またその意匠に合わせた瓦を使用するようにしなければならない。

塀の種類には、板塀・目隠し塀・屋根塀・源氏塀・練り塀・築地塀・袖塀(駕籠塀)・生子(海鼠)塀・鉄筋コンクリー ト塀・ブロック塀等がある。

軒瓦等を使用した塀には、万十軒瓦・一文字軒瓦・唐草軒瓦等を一枚葺きとする工法、軒瓦と桟瓦を使用する二枚葺きの工法、塀瓦を使用する工法、本葺瓦を使用する工法等がある。使用される。一般的な塀には万十軒瓦が、グレートの高い塀には一文字軒瓦や垂れ付き塀瓦が、古風な塀には唐草軒瓦が、数寄屋風の塀には鎌軒瓦が用いられる。

軒瓦の持ち味を生かして、主たる建築物及び塀の意匠に合った使い分けをする。

塀の構造にはコンクリートブロック及びコンク'ルートで造られたもの、木造で造られたもの、土で造られたもの等がある。

コンクリート・ブロックの塀

厚さ100mm または120mmのコンクリートブロックまたはコンクリートで造られた塀に軒瓦を葺くときの目安となる各寸法は、次図に示す通りである。

塀の瓦を葺く台となるところの見付けを(だい)()といい、この厚み寸法は塀の美観に大きな影響を及ぼすものであり、あまり厚くならないことが望まれる。

厚さ100mm・長さ400mmのコンクリートブロックを横向きに取付けて使用した場合の台輸の厚みは、ブロックの厚み100mmに仕上げ塗り代15mm内外を加えた115mm内外となる。

軒瓦の勾配は塀の高さにもよるが、一般的には2.5寸勾配(14度02分)から3寸勾配(16度42分)内外が一つの目安となる。この勾配を定めるのに塀の中心に45mm(1.5寸)内外の角材を置きその上に軒瓦を葺く。安定材として適量の葺き土を使用する。

軒瓦の出寸法は、仕上げられた壁面から75mm(2寸5分)内外とする。

木造塀

木造の塀はグレードが高く、長押(なげし)が付けられたり、欄間(らんま)がはめられたり、壁面も壁仕上げ、または板張りや杉皮張りがある。

屋根の造りも材質の良い部材が使われる関係から、その上に葺かれる軒瓦の種類も造りに適した瓦を選ばなければならない。

一文字軒や鎌軒瓦及び垂付き塀瓦が使用され、その施工も繊細(せんさい)さを表現するよう細心の注意が必要である。

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