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柄振という言葉の意味は、本体の部材の切り口等を隠すために設けるものをいう。

門の両脇にある屋根付きの塀が門柱に取り合うときに、桁・根部材・瓦等の切り口及び小口を隠すために、絵様(えよう)の輪郭をもつ化粧板を柄振板という。

瓦の場合は寄棟屋根の陸棟の両端に据えられた鬼瓦を柄振鬼瓦という。また柄振鬼瓦及び唐破風鬼瓦の下の台を「柄振台」という。

柄振鬼瓦には隅鬼瓦を用いる場合と高さに対し幅寸法が狭く造られている(あずま)鬼瓦があり、寄棟鬼瓦というところもある。

柄振鬼瓦は勾配のあるところに据えられるので傾いた状態となり、この傾きの角度が美観に大きな影響を与える。この角度の目安の一つに勾配表示で1〜1.5寸返し勾配、角度表示では5°42’~8°31’とされていることがあるが、屋根勾配及び大きさや鬼瓦の種類及び厚み寸法等を考慮の上、理想とする角度を定めるのがよい。

柄振鬼瓦の位置は、前面(小平の方)に出すほど大きな鬼瓦が必要となり、反対に中に入れるほど小さい鬼瓦でよいこととなる。

理想とする柄振鬼瓦の位置は、鬼瓦の裏側が隅棟の冠瓦に接するところが望ましいが、柄振鬼瓦と柄振台の幅寸法の関係、柄振鬼瓦の厚み寸法、柄振台の種類等により、柄振鬼瓦裏側の下端を削り取らなければならない。特に柄振台に熨斗瓦を使用する場合、鬼瓦の下端を熨斗瓦の勾配に合わせて合端しなければならない。

柄振鬼瓦の緊結は、緊結線が長くなるので施工中に伸びることがある。始めに仮締め行い、熨斗瓦を2〜3段積んだ後に、万力をかけ本締めするのがよい。

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