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柄振板及び柄振台には絵様(絵模様)のあるところから、絵振板・絵振台・絵振鬼等の文字が使用されることもある。

寄棟屋根に据えられる柄振鬼瓦には台が必要であり、その台には専用の柄振台を使用する場合と熨斗瓦積みの柄振台とする場合がある。

熨斗瓦を台とする場合は、原則として隅棟の熨斗瓦の段数と合わせ、勾配も隅棟の勾配(屋根勾配×0.707)に合わせなければならない。

専用の柄振台は箱形に造られており、左右隅棟を積んだ後、所定の位置に据えるが、台の勾配は即柄振鬼瓦の傾きとなるので、台の合端には充分の注意が必要である。

柄振台に熨斗瓦を使用する場合には図A〜Dの納め方がある。

Aの納め方は突き当て工法で、この工法は隅棟を施工した後、柄振台の熨斗瓦を隙間なく合端して納めるので、雨漏りの心配のない工法である。但し、柄振台熨斗瓦がずり落ちるおそれがあるので、緊結をしっかりと行わなければならない。また、雨水の侵入を考慮して、葺き土の量及び位置を適切なものとしなければならない。

Bの納め方は留め工法で、この工法は柄振台の熨斗瓦がずり落ちる心配のない丈夫な工法である。但し、陸棟の柄振鬼瓦に侵入した雨水の流れ出るところを配慮しなければならない。

Cの納め方は留め工法であるが、何ら特徴がなく欠点のみ大きい工法である。

Dの納め方は突き当て工法あるが、柄振鬼瓦の幅寸法が広い場合、図Aの工法では柄振台の熨斗瓦が長くなり、醜い納まりとなる場合の応用として用いられる工法である。

Eの納まりは専用の柄振台を用いる工法で、重厚さを表現することができ、種々な点で安全性の高い工法といえる。但し、繊細な納まりを表現したい場合には不向きな工法である。

柄振鬼瓦及び柄振台の納まり状態は、寄棟屋根の出来不出来に大きく影響するものの一つと認識すべきである。

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