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建築大工の指矩(さしがね)の使い方の用語であり、返り勾配・○○返し・転び勾配等ともいわれる。

この返し勾配の解釈には二つあり、ある建築用語辞典では(かね)勾配(こうばい)以上の勾配をいうとき、その勾配から尺勾配を減じた残りの数値をいうものと、建築大工の指矩使いで、図のように指矩を水平線にあてがい、長手(ながて)の方を4寸勾配、妻手(つまて)の方を4寸返し勾配というものがある。

例えば2寸返し勾配を前者の場合の考え方では12/10勾配のことをいい、後者の場合の考え方では10/2勾配のことをいい、異なった勾配の表示となる。

鬼瓦の足元の勾配をいうときには1尺1寸勾配とか1尺2寸勾配と、明確に表示するのが間違いを防ぐ方法である。

瓦施工関係での返し勾配は、柄振(えぶり)鬼瓦を1寸返し勾配で据えるとか、棟積みの熨斗瓦の(のり)勾配を2寸返し勾配で積むと用いる。

1尺勾配(矩勾配)  45°00'00"

1尺1寸勾配    47°43'35"

1尺2寸勾配    50°11'40"

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