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一枚葺き箕甲の場合の簡略葺き掛瓦の勾配(角度)は、2寸勾配(11°18‘)〜3寸勾配(16°41’)の間の角度で納められることが一般的である。破風の形状が起り破風の場合は、拝みから破風尻まで同じ勾配(角度)で納められる。

二枚箕甲の場合は、破風尻1枚半で拝みでは2枚と箕甲の幅寸法が異なるため、拝み部分の掛瓦の勾配(角度)は、破風尻部分の掛瓦の勾配(角度)より徐々に強くなる。

図のような2枚箕甲の造りであると、各部の勾配(角度)が異なるため、掛瓦及び桟瓦の(ぎょう)()が正常では納まらない。箕甲の勾配(角度)が破風尻から徐々に強くなる関係から、掛瓦の桟部分の勾配(角度)より差込み部分の勾配(角度)が強いねじれた瓦、いわゆる向こうばね系の瓦が必要となる。また、箕甲の幅寸法が破風尻より徐々に広くなる関係から、平行四辺形の菱状に捻られた形状の掛瓦及び桟瓦が必要となる。

1枚葺き箕甲に比べて、2枚葺き箕甲の葺き方は非常に難しく、瓦の選別及び組み合わせに十分の考慮が必要である。

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