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合端とは瓦同志のねじれによる隙間を無くし、葺き足寸法及び葺き幅寸法の割付け寸法に切断し、次ぎに葺く瓦のねじれのことをも考慮し、美しい納まりを求めて瓦同志を隙間なく合わせる作業のことをいう。

袖瓦の合端の方法には、「付け合端」「本合端」とがあり、付け合端とは屋根の上で寸法切りを行い、大きな隙間を目立たない程度の修正を行いながら納める方法である。この場合の合端は一般に切り合わせ、または摺り合わせと言われる程度の仕上がりである。

本合端とは合端台を設置し、その上で瓦の寸法切りやねじれの組み合わせを行い隙間をなくす作業のことである。

合端台の設置には90mm(3寸)内外の角材・長さ4,000mm(2間)を2本用意する。

真っ直ぐな1本を合端台とし、他の1本を掛台とする。

右袖瓦の合端台の設置には2通りの方法がある。

下図Aの場合は、右袖瓦の桟尻を掛台に掛ける方法である。この方法は桟尻の高さが揃い完全な合端をすることができる

下図Bの場合は、右袖瓦の桟尻に隙間をつくり、谷の裏側に掛台を接する方法である。この方法は袖瓦にねじれのある場合に、そのねじれを桟尻の隙間で逃げて合端することができる。但し施工のとき桟尻の高さが不揃いとなることを考慮しなければならない。

袖瓦の垂れの寸法切りは、一般的な手先寸法(下図A)は60mm(2寸)であるが、袖瓦によって2〜3mmの違いがある。この寸法を決める場合には下図F(手先垂れ寸法)とG(尻垂れ寸法)との寸法差を調べておかなければならない。

手先寸法が決まれば、その位置から桟瓦葺き足寸法で垂れを切る。このとき右袖瓦は墨を残して切り、左袖瓦は墨を消して切るのがよい。

これは袖瓦の納まり角度が右と左では異なり、右袖瓦より左袖瓦が登り桟瓦との間に隙間ができることを防ぐためである。但し、拝み部分の左右袖瓦の寸法は同じにしなければならない

袖瓦の合端の順序は次ぎの通りである。

1)垂れの頭(下図A)と尻(下図B)の寸法を確認し、その寸法にからむ状態、またはこす状態がある場合には下端の修正をする。

2)手先の寸法を決め手先に直角に垂線を引き切断する。

  垂れ下端面(下図C)は、垂れに直角に切る。点線のように斜めにならないよう注意する。

3)桟頭及び水垂れに隙間のないよう合端をする。この場合手先の厚みを揃えることを考慮しなければならない

4)桟頭及び水垂れの合端と同時に、手先の厚みを決め合端する。手先の厚みは薄くすると醜くなるので、できるだけ厚く見せたいが最低12mm(4分)は残したい。

5) 桟瓦の葺き足寸法で垂れ尻の寸法切りをする。垂れ下端面(下図D)の切り方は、手先部分の切り方と同じに直角とする。

鑿で切る場合には、鑿の刃先角を使って盗人の入らないように削り取る。また切断機を使用する場合には脇を締め、切断機の刃先がぶれないよう注意して、目がけを起こさないよう切断する。

切り小口には摺り石をかけ凹凸を無くし平らにする。また、角は1mm内外の面を取り、合端口を軟らかく見せるようにする。

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