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破風の形状には直・起り・反りがあり、夫々の形状に合わせて袖瓦を納める。

袖瓦を美しく納めるためには破風の線に合わせて水糸を張るのがよい。化粧破風の場合の水糸を止める金具は、千枚通し等針状のものを使用し、破風板と品板または登り瓦座との合わせ目に差込み高さを揃える。

袖瓦の出寸法が多い場合には水糸の代わりに敷定規を利用するとよい。水糸及び敷定規で描いた線は、袖瓦の下端線の仕上がりであるから、理想とする線になっているか十分の確認が必要である。特に角瓦の下端線との通りに注意しなければならない。

右袖瓦に尻ばね系が多い場合は、袖瓦が外側に傾くことが多い。これは醜い納まりとなるので、常に水平に葺くようにしなければならない。

左袖瓦が強い尻ばねばかりの場合には施工面では楽な点があるが、差込み尻が下がり隙間もできて雨漏りの原因ともなりかねないので、度を越した尻ばねは使用しない方がよい。

袖瓦を美しく葺くには要所に葺き土を入れ、袖瓦のねじれの修正及び高さを揃え、安定した納まりとする。

袖瓦の葺き方についての確認事項をまとめてみる。

  A「かぎ.かね・のさ」の選別を行い組み合わせを考える。

  B尻ばね・向ばねの組み合わせを考える。

  C手先の寸法を一定とする。

  D手先の厚みを揃える。薄くならないよう注意する。

  E水垂れ及び桟頭部分の隙間をなくす合端をする。

  F手先及び垂れの継なぎ目等の隙間をなくす合端をする。

  G袖瓦の葺き足寸法は桟瓦の葺き足寸法とする。

  H袖瓦が傾かないよう注意する。

  I袖瓦の垂れ下端の線を通す。

  J桟瓦の納まりを考慮し、通り.ねじれ等の関係に注意する。

  K緊結は美観を考慮して行う。

  L葺き士により袖瓦の安定を図り、横ずれのないよう注意する

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